マレーシア・シンガポールは、アジア観光の人気スポットであり、経済発展が著しい活力ある 国であります。

マレーシアの人口構成は、マレー系(約65%)、華人系(約25%)、インド系(約8%)であり、 この3つが完全に混じり合うことなくマレーシア社会を織りなしています。

したがって、町を歩くと、ローマ字、アラビア文字、漢字、タミル文字の看板が並び、また女 性は髪をベールで覆ったり、様々な民族衣装を身につけたりし、マレーシアが多 民族社会であることがすぐわかります。


文化もそれぞれの民族ごと、チャイナタウン、モスク街、インド人街毎に独自の文 化をつくる作りだし、温存し、共存しており、それぞれの観光地となっているのが 今回の訪問地であるマレーシア・シンガポールの特徴でもあります。

平成24年11月8日

早朝、7時、新千歳空港集合ということで、始発電車(5時45分)に乗車しました。JAL3040便にて成 田に向かい、成田で東京からのご参加の7名と合流し、11時30分、JAL723便でマレーシアに 向けて出発。

現地時間18時10分、クアラルンプール空港到着(1時間の時差含めて7時間40分)。

到着後、専用車で移動中、後輪のタイヤがパンクするというハプニングが発生しましたが、代わり の車で、市内レストランに到着し、安着を祝い夕食となりました。

但し、レストランと言いながら若者(マレー系、華人系)が踊ったり、歌ったりしており、活気溢れて おりマレーシアの活力を感じました。

料理はマレーシア料理でおいしそうですが、私の苦手なバクチ(香菜)が含まれておりあまり食べれ ませんでした。

22時ころ、ホテル到着しましたが、旅の疲れのせいか、深い眠りに着きぐっすり眠りました。

平成24年11月9日

文字今日一日は、クアラルンプールの一日市内観光です。

まず、発展し続けるクアラルンプールの象徴であるペトロナス・ツイン・タワー (88階建、452M)をバックに写真撮影となりました。

クアラルンプールは、今から150年前に中国人の移民者により、スズの 採掘拠点として開発されました。

その後イギリス、日本、イギリスの統治下に 入りましたが、1957年8月31日、マラヤ連邦(マレーシアの前身)がイギリス から独立して、クアラルンプール、はその首都となりました。


文字次に訪れたのは、国立博物館でマレーシアの歴史や自然に関する文化遺産 をテーマ別に展示されておりましたが古代の地図の北海道が樺太と陸続 きになっていたのは、驚いてしまいました。

次に立ち寄った国立記念碑は、マレーシア独立戦争で共産ゲリラと戦い命を 失った兵士たちをたたえ1966年に建てられました。

午後からは、人気観光スポットのホタル観賞へ出かけました。

専用車で1時間半をかけをクアラ・セランゴールへ向かい、川沿いのレストラン で食事をし、暗くなるのを待ちます。

ビールはタイガービールのみですが、だん だん飲みなれてきました。

15人程度のモーターボートにのり、20~30分乗船。

セランゴール川のマングローブの木々に数え切れないほどのホタルが淡い光に 照らしだされる姿は、まるでクリスマスツリーのように神秘的でもあり、オス のホタルが一生懸命光を放ちメスにプロポーズして、感動的でもありました(暗くて撮影不可)。

平成24年11月10日

文字9時、専用車でホテルを出発して、世界遺産指定(マラッカ海峡の歴史都市)され ているマラッカへ向かいました。

マラッカの歴史は、1400年、マレーシア初の王朝が成立したがその後、ポルト ガル、オランダ、イギリス、日本、イギリスの統治下にはいりました。

観光は、2時間程度をかけ、まず、オランダ広場に到着。キリスト協会、サンチェゴ 砦、セントポール協会を見学。古い遺跡に真っ赤なハイビスカスの花(国花)が色を添え ております。


文字

続いて、マラッカ海峡を望むプラウ・マラッカ(マラッカ人口島)で写真撮影をしました。 今回の旅行で個人的には、最も気に入っている箇所の一つです。

青い空と白亜のモスクとミナレット、整然として見事な庭園、それと遠く広がるマ ラッカ海峡、しばらく眺めていたい風景でした。

次に、マレーシア最古の中国寺院である青雲亭(チェン・フー・テン)、及び ババ・ニョニャ博物館(私立博物館) を見学し、重厚な調度品、細部まで施された彫刻などに独自の生活文化 を感じとる事ができました。

観光後、マラッカのホテルに到着し、ニョニャ料理を堪能しました。

2次会は、ホテルのラウンジで女性ボーカルの歌に酔いしれ楽しい時間を過 ごしたのでした。


平成24年11月11日

文字9時、専用車でホテルを出発し、タンピン駅に向かい、11時、マレー鉄道にてシン ガポールへ移動となりました。

列車内は、冷房が利き過ぎで寒く、トイレでは、郊外の有料トイレと同じように、 トイレットペーパの代わりに、備え付けられている水のでるホースを使用する 習慣から、生活様式の違いを改めて感じました。

途中駅にて、出国審査、入国審査があり、16時40分、シンガポール駅到着。 すぐに専用車でナイトサファリ会場へ向かいました。

ナイトサファリ会場で夕食(バイキング)後、炎を吹き上げるファイアーショー をみた後、全長3.2キロを30分以上かけてトラムで移動しながら、夜行性の動物 を観賞しました。

40万㎡もの熱帯雨林の中、約100種、約1,000頭の動物を飼育し、夜のみ オープンするという世界でも珍しい動物園で、満月の月光下ほどの照明に映 し出される動物は、神秘的でもあり、幻想的でもありました。


文字 動物観賞を終え、ホテルに到着したので、シンガポールの夜景を 見に出かけました。

観光都市らしく、マリーナ・ベイ・サンズ、観覧車等がライトアップし 、マリーナ湾には、レーザービームが飛び交い、高層ビル群の光が 溢れていて印象的でした。


平成24年11月12日

文字本日は、シンガポール1日市内観光でありました。


文字専用車で9時、出発。最初は、シンガポールのシンボルである マーライオンの前で写真撮影。

マーライオンは、11世紀頃スマトラの王がみたという「白いたてがみを もつ獅子に似た動物」の伝説と漁村としてのシンガポールの原点を合わせて 抽象化してライオンの頭と魚の体をもっています。


文字その後、アラブ人街、宝石店、健康商品(まくら店)、国立ラン園、インド人街へ行き、続いて 建築家の黒川紀章がデザインした世界一の観覧車「シンガポール・フライヤー」に 乗車し、セントーサ島、マリーナベイ、オーチャードなど主な名所が見渡せる1周30分 の空の旅を楽しみました。

続いて、最近、人気急上昇のマリーナ・ベイ・サンズの施設を見学し地上200m、57階 の展望台へ。


文字なお、施設は、カジノ(1,600のスロットマシーン)、ホテル(2,560室)、ショツ ピングモールなどがあり、最上階の空中庭園にCMで有名になった150mのスイミン グプールがあります。

展望台の感想としては「シンガポール・フライヤー」と同じ様な風景では ありますが、楽しみ方として、日中はフライヤー、夜景は、マリーナと使い分ける のがいいと思いました。


その後、市内のホテルで中華料理の火鍋で最後の夕食をとり、チャンギ国際空港へ。 22時、楽しかった旅の思い出でを胸に羽田空港へ向けて出発。

フライト時間は6時間でありますが時差の関係から到着は、午前5時となりました。 東京発着の同行者と別れて、7時30分発、新千歳空港行きの機内へと乗り込みました。