北海道の桜の種類

・北海道の主な桜は6種類あります。ソメイヨシノ、エゾヤマザクラ、チシマザクラ、シダレザクラ、ヤエザクラ(サトザクラ)、カスミザクラ。

・見分け方は、ソメイヨシノ、エゾヤマザクラの見分けは難しく他は簡単です。

・シダレザクラは、長く垂れる枝です。チシマザクラは、幹が根元から別れ出て枝が横に張り出します。

・ヤエザクラ(サトザクラ)は、開花時期が遅く花が大輪の八重でピンク系が多いです。カスミザクラは、開花時期が遅く、花は白色から淡紅色です。

・ソメイヨシノとエゾヤマザクラを見分ける方法は、花の色や形又は葉のギザギザや毛で判別するのは難しく幹の色と葉の形で判断します。

・ソメイヨシノの幹は、灰褐色です。一方エゾヤマザクラの幹は、暗褐色で皮目は横に並びます。皮目は、幹にある皮孔。

・葉に関して、ソメイヨシノの葉は、丸くて長いです。一方エゾヤマザクラの葉は、卵形です。

・札幌市手稲地区の桜の写真を用意しています。こちらをクリック願います。→満開の桜

<北海道のソメイヨシノ、エゾヤマザクラ、チシマザクラの見分け方>

[ソメイヨシノ]

<葉>(丸くて長く二重のギザギザ)

<花>(微紅白色から白)

<樹皮>(灰褐色です。百合が原公園)

<木全体>

[エゾヤマザクラ]

<葉>(卵形で葉にギザギザがある)

<花>(淡紅色から紅色)

<樹皮>(暗褐色で皮目は横に並ぶ)

<木全体>

[チシマザクラ]

<葉>(二重のギザギザ)

<花>(微紅白色から白)

<樹皮>(暗褐色で皮目は横に並ぶ)

<木全体>(幹が根元から別れ出て枝が横にはりだし)

[ヤエザクラ(サトザクラ)]

・開花時期が相当遅い。5月の中旬以降です。

・サトザクラの歴史は、人々がサクラを庭に植え始
　　　　　　めた平安時代からと言われる。

・山に生える「ヤマザクラ」に対し人家の傍に植えら
　　　れる「里桜」の意味。様々な園芸品種がある。

・一般的に大柄でピンクの八重咲で豪華です。

・300品種以上あり中には白の花もあります。

・写真はH29.5.14撮影しました。

・自宅近くの「中の川」沿いです。

・エゾヤマザクラの開花がH29.5.2ですから
　　　　　　　　10日以上遅い開花です。

[カスミザクラ](写真は借りてきました。)

・大通西12丁目のライラックとカスミザクラです。

・ライラックと同じ時期に咲いているとは、開花が
　　　　相当遅いということです。

・手前かせライラック、奥がカスミザクラです。

・桜の野生種の一種。花柄に短い毛が生えている
　　　　ためにケヤマザクラなどとも呼ばれる。

・命名の由来は遠くから見たこの樹の様子が霞の
ように見えることからきている。

・山地で自生種を見る事もある。

・花は、白から淡紅色になる物が多いおおい。

[シダレザクラ](写真は借りてきました。)

・月寒公園のシダレザクラです。

・エドヒガンの枝垂れ品種。枝がやわらかく枝が
垂れる桜の総称としても使われる。

・エドヒガンの系統が多く、品種もさまざまである。

・ヤエベニシダレやベニシダレなどが有名。

・自生種はなく園芸種で八重咲タイプもある。